UXデザイン
UXデザイン(ユーザーエクスペリエンスデザイン)とは、提供者が理想とするユーザー体験(UX)を目標とし、対象のユーザーに対して再現性を生むようにプロダクトやサービスなどの仕組みをつくるプロセス全体を指す。
UXデザインのよくある説明として、「UX “を” 設計すること」としている文献が多くある。
しかし、UXはユーザーそれぞれの感覚や評価、反応といった個人の主観に生じることから、SmartHRでは「UXそのものは設計できない」という主張を支持し、UXデザインにおけるデザイン行為の対象物は、プロダクトやサービスと捉えている。 この観点で、UXデザインとは「UX “のために” デザインすること(Designing for UX)」と言える。
また、UXデザインの捉え方もいくつかある:
- 方法論としてのUXデザイン
- 提供者が理想とするUXを実現するための、各種手法を総合した方法論と捉えた説明
- プロセスとしてのUXデザイン
- 提供者が理想とするUXを、デザイン行為を通して定義するプロセス全体と捉えた説明
上記のように、UXデザインが対象とする範囲が広すぎることによって、組織によって実務内容が一致せず、UXデザインの定義を曖昧にしている要因になっている。 そのため、UXデザインにおける特定の手法あるいはプロセスの一部に注目したUXリサーチやUXエンジニアリングといった分野も生まれている。